前にSECURITY ACTION宣言のことを書きました
この宣言のことを調べている時に「セキュリティプレゼンター」とやらがあるのに気付いて気になっていました。
そういうわけで新年早々にこのセキュリティプレゼンターの登録を行いました。
セキュリティプレゼンターとは
セキュリティプレゼンターはIPAが主催する制度で、中小企業等に情報セキュリティの普及啓発を行う人材として登録する制度です。
自分が所属する組織だけでなく、他の企業に向けて啓発活動を行う意思を表示する場という感じですかね。
メリット
- 情報セキュリティ対策支援サイトでプロフィールを公開できる
- セキュリティ対策資料等をダウンロードできる
- IPA主催の勉強会などに参加できる
- 情報セキュリティ対策セミナーの講師としてIPAから紹介してもらえる
- 自主的にセミナーを開催する際に、資料を印刷製本して提供してもらえる
こんなメリットがあります。
登録するのに特に条件はないのですが、セミナーの講師として素人が来ても困るのでそこは登録セキスペが優先されるようです。
セミナーの講師として呼ばれることはないでしょうが、それ以外の資料をもらえたり準備してもらえるのは有用なメリットだと思います。
登録の手順
下記のページにアクセスして情報を入力して送信するだけです。
注意点としては、住所やメールアドレスといった情報は、セキュリティプレゼンター検索の画面で結構丸見えになります。
公開されたくない人は、登録時点で登録タイプを「コンテンツ利用のみ」に変更しておいた方がいいですね。
ここで行った登録情報についてはあとから変更はできますが、見たところ登録タイプは変更できない感じです。
そういうわけでセキュリティプレゼンターの一覧にがっつり僕の個人情報が載っています。ここまで公開せんでもいいような気がしますけどねぇ。
後日IDと初期パスワードが送られてくる
申請をしたら即登録というわけではなく、IPAの担当者から登録完了のメールが届きます。
この時点ではログイン用のIDが届いて、パスワードについてはスターターキット(IPAの冊子やパンフレット類)として郵送で届くようです。
ただ、担当者が在宅勤務をしている都合上発送が遅れるかもしれないということでパスワードだけ事前にメールで送られてきました。
とりあえずこれでログインしてコンテンツをダウンロードできる状態になります。
届いたスターターキット
1週間程してIPAから郵送で届きました。
IDと初期パスワードと、いろんな冊子の類ですね。たいていネットからダウンロードできそうな感じの内容ですが、『中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン』は製本されているので、これは結構貴重かもです。
普及啓発コンテンツの内容
普及啓発コンテンツについて見たところ、パワーポイントやPDFによる資料類でした。
プレゼンターの登録情報のうち「業界」によって表示される資料が異なるようです。いろいろ試してみたいところです。
その内容としては調査資料であったり、IPAが公開している動画の要点をパワーポイントに起こしたものですね。
たとえばこの動画もパワーポイントで資料がありました。
この動画は新人社員が学ぶべきセキュリティリスクを「かばん」に喩えて解説していくものですが、これは映像による演出ありきなのでパワーポイントだけで使用するには少し不足ですね。
実際にこの資料はスライドの途中で映像を流すことが前提のものですが、映像のデータは一緒にダウンロードできません。かといってYouTubeで配信されている動画はセミナーで流すことは規約違反になるという解釈なので、動画データを取り寄せる必要があります。
YouTubeを各自で閲覧して、その解説資料として使用するという形ですかね。
これからセキュリティに関する啓発をするときに活用させてもらおうと思います。
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