僕は本業の傍らでLancers (ランサーズ) というクラウドソーシングで副業をしています。主にExcel VBAマクロやGASを使った事務作業ツールの作成業務を担っています。
10月1日にランサーズからメールが届いて、認定ランサーに選ばれたとのこと。ランク制度はレギュラー、ブロンズ、シルバー、認定ランサーと4段階あり、シルバーまでは割りと簡単に進めるのですが、認定ランサーは結構ハードルが高く、僕自身は認定されないだろうなぁと思っていたので驚きましたし大変名誉なことだと思います。
そのハードルを高くしている条件として、過去1年間の報酬額が上位20%以内というもの。かなりの実績をあげて他のランサーよりも上にいく必要があります。これがとても大変で、シルバーランクになってから3年ぐらいかかってます。
ちなみに過去1年間の報酬額は67万円でした。基準は変動するでしょうが、だいたいこれぐらい実績をあげれば認定ランサーになれるようです。
認定ランサーになるまでの道のり
ランサーズでこれだけ実績をあげられたのは、正直に言って運が良かっただけなのかなと思っています。
実は自分から募集案件に応募して契約したことがほとんどありません。ことごとく落選しましたし、今応募しても採用される気がしません。本当に実力のある人はここで選んでもらえるようなプレゼン能力があるんだと思います。
最初の頃は初心者・未経験OKの作業系の仕事で完了実績を作ったり、プロフィールを充実させたりといった努力はしてきましたが、僕がこれまで案件をゲットしてきたのはほとんどが直接依頼なんです。これは運が良いことではあるのですが、どうして成功できたのかがわからず、おそらく他のクラウドソーシングに移ったら全然案件取れないんだろうなと思います。
ただ、僕が強く感じたのは実績をひとつでも作ってしまえば、あとは連鎖的に案件を獲得しやすくなるということ。Excel VBAマクロの実績がひとつも無かった頃に直接依頼してくれる方がいました。その方は僕の何を見て選んでくださったのかわかりませんでしたが、その案件を完了してからは月に1~2件のペースで依頼が来るようになりました。
最初の1件を獲得できるかが最も苦労するところで、その山さえ超えてしまえば案件は自然と集まってくるのだと実感しました。まぁ、その山さえも何が理由で超えられたのかがわからないのですが……。
チャンスが来たらとりあえず飛べ
1番最初に直接依頼が来たとき、このまま受けてしまっていいのか少し迷いました。
本業の方でVBAマクロを組むことはありましたが、見ず知らずの人から全く知らない作業の自動化の依頼が来て、しかも報酬まで発生するというのは、最初はなかなかプレッシャーでした。
「できるかどうかわからない」と躊躇する人は少なくないと思います。しかしここで断ってはもったいない。「調べながらならできそうかな?」と少しでも思ったなら引き受けるべきです。チャンスが来たらとりあえず飛びましょう。
まずいくら勉強したとしても、勉強したことそのままの案件などありません。勉強不足で案件を断っていては永遠に受けられません。
それに勉強したいのであれば、お金を払ってスクールに通うよりも、お金をもらって案件をクリアする方が勉強になります。責任を負った状態で苦労をし、達成をすることで大きく成長することができます。
僕はお小遣いが欲しくてやっているという面もありますが、いろんな仕事に携わることによる経験値の方が貴重だと思ってランサーズをやっています。
ランサーズをする上での注意点
ランサーズをする中で、ここは注意した方がいいと思うことを軽く紹介。
主にランサー側の意見ですが、クライアント側にも関係のあることなのでよく知っておいてほしいです。
直接取引は禁止
ランサーズで出会ったらランサーズ以外の場所で取引してはいけないルールになっています。
そして、クライアント側から直接取引の話をよくもちかけられます。最初の1回はランサーズ上でやって、2回目からは別の他のチャットツールを使って「口座に入金するので」と交渉するパターンが多いです。
なぜ直接取引をしたがるのかといいますとランサーズ運営に払う手数料が高いから。ランサー側も手数料がなければその分手取り額が増えたりとWin-Winになってしまうので話にのってしまいそうになりますが、これは利用規約で禁止されています。運営にバレたらアカウント消去や損害賠償もあり得るかもしれません。
ランサーズというプラットフォームを使う以上は、運営も潤ってもらうためにフェアにするべきです。それに仮払いのシステムがあるおかげで、「支払ったのに納品されない」または「納品したのに支払われない」といったトラブルも回避することができます。
また、直接取引ではランサーズ上で実績としてカウントされません。手数料はなかなか手痛いですが、次の案件に繋げる投資だと思えば我慢できると思います。
24時間以内返信のシステム
メッセージに対するレスポンスの早さの指標として、「24時間以内の返信率」があります。シルバーランクになるためには、この値が80%を超えている必要があります。
相手からのメッセージに対して24時間以内に返信すれば数値が高くなり、逆に24時間後に返信すれば数値が低くなるのですが、この計算式が「24時間以内にした返信数 / 総返信数」なのに注意が必要です。
つまり、受け取ってから24時間が経過したメッセージについては、返信せずにそのまま放置していたら24時間以内の返信率は変わらないということ。そのためいたずらで送られてきたメッセージについては、一切返信しなくても24時間以内の返信率が悪くなりません。
最後に受け取ったメッセージに対して判定される?
そこで一つ疑問なのですが、
- Aさん「ご確認後お返事ください」(48時間前)
- Aさん「お返事まだですか」(10分前)
- Bさん「返事忘れてましたwww」(今)
このようなケースではBさんの24時間以内の返信率はどうなるのでしょう。
1のメッセージはすっぽかしてるわけですが、2のメッセージに対しては24時間以内に返信できているので、24時間以内の返信率は上がるということでしょうか。
僕はこれまでこの解釈だったのですが、上記のようなケースではBさんの評価が上がるのはどうも変な気もします。
返信不要のチェックをしてほしい
24時間以内の返信率を下げないためには、永遠にメッセージのキャッチボールを続けるか、やり取りを中止する必要があります。
そうやって相手に気を遣わせないために返信不要のチェックを入れることができます。このチェックが入っていれば相手は24時間以内に返信しなくてもよくなります。
ただ、24時間以内の返信率のしくみや重要性が理解されていないのか、はたまたこのチェックが見えていないのか、まめに返信不要にしてくれる人が少ないんですよね。
もちろん必要な返信はしますが、24時間以内に対応できるとは限りませんし、時間を要しそうな場合は返信不要にしてほしいです。ましてや「ありがとうございました」の一言だけに返信依頼と表示されていると、返信不要のチェックの存在が気にならないのか疑問に感じます。
だからといって返信不要のチェックを入れてとお願いしたり、最後にメッセージを送信したのが自分になるよう無意味なメッセージを送るのも気が引けます。
このルール自体どうなのか疑問ではありますが、現状これが評価に繋がるわけですし、本当に返信が不要な場合や時間がかかってもいい場合は返信不要のチェックを使ってください。
邪魔な情報商材
昔ほど目立たなくなりましたが、情報商材系の輩もいます。
メッセージを送ってくるパターンもありますが、これは運営側で悪質と判断されて内容を確認する前に削除されることが多いです。
厄介なのが募集案件の中に紛れ込んでいるパターン。誰でもウェルカムな内容で高収入な案件は情報商材の可能性があります。募集が終わった後にメッセージが来てLINEの登録だのセミナーへの案内だのが来ます。そんな勧誘がある度にがっかりします。
怪しいと思ったらスルーでいいと思います。
今後もぼちぼちランサーズで頑張ります
これまでもそうでしたが、今後も募集案件を積極的に取りに行くということはせず、直接依頼が来た分だけお仕事を引き受ける方針でいこうと思います。
結構案件が重なったりしますし、仕事をしながらだと同時に進行できる仕事は限られるからです。
たまに暇なときはとことん暇なことがあるのですが、勉強しないといけないことが山積みですので、そうなった場合も好都合なのかもしれません。
そんな感じだとまたシルバーランクに戻りそうな気がしますが、ぼちぼちやっていこうと思います。
もし何かお仕事がございましたらご遠慮なくご相談ください~。
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