議事録書くのダルいしZoomで会議した内容が文字起こしされたら楽ですよね。
そう思っていろいろ調べていた時期があって、「スマート書記」というサービスのトライアルをしたことがありました。Zoomとの連携や音声ファイルのアップロードにより文字起こしをしてくれて、その文章部分を再生したり、そのまま議事録の保存ができたりと機能はとても気に入りました。ただ、コスト面から導入には至りませんでした。
議事録作成を効率化させたい意欲はあったもののそのまま放置していたのですが、最近Zoomを使ってみると新機能の案内がポップアップされて、何やらAIでミーティング内容をまとめてくれる的なことが書かれていました。
調べてみると「Zoom AI Companion」という名称で実装したサービスで、ミーティングを文字起こししてくれるに留まらず、なんと内容を要約してくれるとのことでした。
Zoom AI Companion
これらの記事が詳しかったです。どうやら先月には実装されていたようですね。
元は「Zoom IQ」という名称でAIアシスタントを提供していたそうです。Zoomが多機能になってきているのは知っているのですが、普通の会話と画面共有ぐらいしか使ってなかったので存在を知りませんでした。
途中から参加した会議の情報を入手できる
途中から会議に参加すると、話をぶった切っておさらいしてもらわないといけなかったのが、AI Companionを使うことでキャッチアップできるというもの。
これは便利なのですが、リアルタイムでどこまでうまく処理してくれるかが気になるところですね。
あと自分の名前が出てきたところを拾ってくれるそうですが、これはユーザーの紐づけが必要なのでしょうか。ゲスト参加している人についてはさすがに難しそうですね。
会議後に要約を作ってくれる
会議終了後は内容ごとにチャプターを作成して必要なポイントだけ参照することができ、さらに自動で要約を生成してくれるとのこと。これができたらめちゃくちゃ楽じゃねぇか……。
冒頭で挙げたスマート書記のような文字起こしサービスは要約まではやってくれなかったんですよね。やるなら文字起こしされた内容をChatGPTに投げたりすればできるんでしょうが、手間ですし秘密保持のポリシー的に難しいケースがあります。
議事録作成でめんどくさいのは読み手が必要とする情報を取捨選択してまとめることですので、自動でやってくれたらめちゃくちゃ生産性上がります。
というか国会中継はこの技術を使って要約してほしい。
使用するための条件
使用するにはZoomの有料プランを契約している必要があります。時間無制限でミーティングを行うには有料プランが必要ですし、たいていの企業は契約しているかと思います。
弊社も有料プランで使用しているため、先日この情報を仕入れて早速使ってみようと思いましたが、どうやら英語しか対応しておらず、日本語ではまだ使えないようですね。
ということは社内公用語を英語にするか、毎回翻訳して頑張るかですね。会議時間が長くなって本末転倒です。
会議の常識が変わるかもしれない
ただ、これが本格的に使われるようになったら会議の常識が一気に変わると思います。
Zoomのおかげでどこでも参加できるようになったので移動時間が減ってかなりメリットは感じているものの、やはり対面で集まる会議が無くなることはないんですよね。
対面での会議にもメリットがあるのでそれを無視するわけではありませんが、会議後に要約が勝手にできあがるというのは対面でやるよりも大きなメリットを得られるかと思います。Zoomを使わないと損になりそうです。
まぁ対面で集まりつつZoomに繋いで会議するということにもやりかねませんが……。
とりあえず日本語対応が楽しみですね。
コメント