正月早々とんでもないニュースが入ってきました。

応用情報技術者試験とSCを除く高度区分8科目を再編して大きく3つの試験に分けるらしい。
応用と高度区分のCBT化と、IT利用者向けにデータ活用系の新しい試験が増えるかもしれないという話題はありましたが、今回の話はかなり大胆な変更です。
今のところIPAからの公式な情報はなく、上記の日経クロステックの記事しかソースがない上に有料会員ではないので概要しか確認できていないのですが、いくつか整理しておきます。
下記の動画が現時点で最も詳細かもです。
統廃合の概要
まず、総称が「プロフェッショナルデジタルスキル試験」となります。うーん、あまりかっこよくない。
そして下記の3つに分けられます。
- マネジメント・監査領域: PM、SM、AU、あとSTもここに入るかも?
- データ・AI領域: DBにAIの範囲を加えた感じかな
- システム領域: NW、ES、SAが該当するかと(DBもこっちな気がするんだけどな)
これら3つに合格すれば晴れてフルスタックエンジニアの証明ができるとのこと。別のところでの噂で高度区分すべて合格した人のみが受験できるフルスタック向けの試験が新設されるみたいな話があったのですが、それよりはだいぶハードルが下がりますね。
明記はされていませんが、情報処理技術者試験とは独立している情報処理安全確保支援士試験については対象外で、これはそのまま存続のようです。国家資格として運用が始まったところですし、統廃合された3領域にセキュリティについて記述がないですしね。
難易度について
気になるのは上の動画で、高度がレベル4、応用がレベル3なのだから、プロフェッショナルデジタルスキル試験の難易度はレベル3.5が妥当と説明されていました。確かにレベル2である基本情報の次としてはレベル4は飛ばし過ぎかもしれませんが、試験の価値とか勉強する範囲、それにITSSとの対応を考えるとレベル4のまましてほしいところ。
あと考えられるのはプロフェッショナルデジタルスキル試験をレベル4にして、基本情報をレベル3として位置づけるパターンですね。ただ、これだと基本情報の合格年によって明確に価値が変わってしまうので、これをするのであれば基本情報も再編するべきでしょう。
あとITストラテジストは高度区分どころか日本の資格試験の中でも最難関として認知されているので、そのステータスが無くなるのはさびしいですね。労働基準法にも専門的知識等を有する有期雇用労働者としてITストラテジストが記述されていますがどうなるのでしょう。
合格した人とこれから試験を受ける人
今回試験が無くなるとはいえ、既に合格している人は引き続き履歴書に書けるでしょう。第一種とか第二種も当時に合格した人は旧名称で履歴書に書いてますしね。良くも悪くも独占業務があるわけではありませんし、応用情報や高度区分の認知度は変わりませんから当分の間は無駄にはなりません。
問題はこれから受けようとしていた人ですね。応用や高度区分を合格すると資格取得報奨金がもらえる企業にお勤めの人は報奨金ゲットのチャンスが減ります。
また、応用情報の合格者は中小企業診断士などの試験一部免除や、高校における情報の教員資格認定試験の受験権利を得られるといった特典があるのですが、この辺りの制度にも影響が出そうです。基本情報で権利を得られるとは考えにくいですし、応用情報で済んでいたのがもう1つ難しい試験を合格しないといけなくなります。
僕は今年の春にネスペ、うまく勉強できれば秋にデスペを受けようと思っていました。支援士を合格したことによる試験免除が2年間使えると思っていましたが、強制的に1年がリミットになりそうです。
このニュースを知ってやる気を失くしている人が散見されますが、腐らずにラストチャンスと思って受験した方がいいですよ。新設された試験よりも、旧制度の試験の方がしばらく評価されると思いますから。

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